年盤で本命殺へ引っ越したあと、次にどう動くか
年盤の本命殺へ移ってしまったときに、何が確定していて何が動かせるのかを整理します。年盤の期限(2027年2月3日)と、その翌日に同じ方位が何に変わるかを本命星9通りで実測。星ごとに、翌年の座の移り先と2026年・2027年の吉方位、次にどちらへ動けば吉につながるかまで一覧にしました。距離の目安(四正27%・四隅58%)も計算して出します。
先に結論
- 本命殺は、年盤であなたの本命星が回座している方位です。移ってしまった判定を取り消す計算はありません
- 年盤には期限があります。2026年の年盤は2027年2月3日まで。ただし、「待てば良くなる」とは限りません。 同じ方位が翌日から何になるかは本命星ごとに違い、実測では吉に変わる星もあれば、五黄殺・暗剣殺・歳破に変わる星もあります
- 次の移動で確実に変わるのは 2 つだけです。起点(75日以上住むと移る)と、元の起点から見た位置
- そして後者には距離が要ります。実測で、四正(東西南北)なら 1 回目の約 27%、四隅(北東など)なら約 58%。同じ向きへ足しても、どれだけ進んでも扇形からは出ません
本命殺とは、年盤のどこか
本命殺は、盤の中であなたの本命星が置かれている方位です。年盤で見れば「その年の本命殺」になります。
2026年の年盤(中宮 1)はこうなっています。
| 北 | 北東 | 東 | 南東 | 南 | 南西 | 西 | 北西 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 6 | 4 | 8 | 9 | 5 | 7 | 3 | 2 |
自分の本命星が置かれている枡が、その年の本命殺です。たとえば八白土星なら東、六白金星なら北です。一白水星は中宮に入る年なので、この年は本命殺の方位がありません。
向かい側(本命的殺)との違いは本命的殺の記事にまとめています。Cloud Palette はどちらも五大凶殺として扱います。
画面には「本命殺」と出ないことがあります
同じ方位に複数の凶が重なることがあります。そのとき Cloud Palette はいちばん重いものを 1 つだけ表示します。2026年でいうと、南に五黄土星が入るので南は五黄殺、その向かいの北は暗剣殺です。2026年は午年なので歳破も北ですが、より重い暗剣殺のほうを表示します。
このため、五黄土星の人の本命殺(南)は画面に「五黄殺」と出ますし、六白金星の人の本命殺(北)は「暗剣殺」と出ます。本命殺でないのではなく、より重い凶が同じ枡に重なっているという意味です。
年盤の期限は 2027年2月3日。ただし翌日どうなるかは星による
年盤は立春で入れ替わります。2026年の年盤がこの形のままである最終日を判定エンジンで走査すると、2027年2月3日でした。
問題は「その翌日から同じ方位がどうなるか」です。本命星 9 通りで、判定エンジンに実際の日付を入れて計算しました。
| 本命星 | 星が居る方位 | 2026年の表示 | 2027年2月4日からの表示 |
|---|---|---|---|
| 一白水星 | 中宮のため無し | — | — |
| 二黒土星 | 北西 | 本命殺 | 平 |
| 三碧木星 | 西 | 本命殺 | 平 |
| 四緑木星 | 北東 | 本命殺 | 歳破 |
| 五黄土星 | 南 | 五黄殺 | 暗剣殺 |
| 六白金星 | 北 | 暗剣殺 | 五黄殺 |
| 七赤金星 | 南西 | 本命殺 | 月交点 |
| 八白土星 | 東 | 本命殺 | 吉 |
| 九紫火星 | 南東 | 本命殺 | 吉 |
八白土星と九紫火星は、同じ方位が翌日から吉に変わります。二黒土星と三碧木星は平(凶ではない)になります。
一方で、四緑木星は本命殺が歳破に入れ替わるだけで、五黄土星と六白金星も五黄殺と暗剣殺が入れ替わるだけで、凶のままです。
つまり「年盤が変わるまで待つ」という助言は、半分しか当たっていません。待って良くなる人と、待っても凶が続く人がいます。自分がどちらかは、本命星と方位が決まれば計算で分かります。
本命星ごとに、次の一手まで見る
上の表を、星ごとに「次にどちらへ動けば吉につながるか」まで広げます。数値はすべて判定エンジンの年盤の出力です。
まず全員に共通の部分。2026年(〜2027年2月3日)は南が五黄殺、北が暗剣殺(歳破も北に重なります)。2027年(2月4日〜2028年2月3日)は北が五黄殺、南が暗剣殺、北東が歳破です。ここに、星ごとの本命殺・本命的殺と、相性による吉方位が加わります。
以下の吉方位は年盤だけの話です。実際に動く日は月盤・日盤・月交点なども重なるので、最後は日取りの画面で日単位の判定を確かめてください。方位は新しい住まい(起点が移っていればそこ)から見た向きです。元の起点から見た方位を変えたい場合は、次の章の距離の話が別に掛かります。
一白水星
2026年は中宮に入る年なので、本命殺の方位がそもそもありません。この記事の主題(年盤の本命殺へ移ってしまった)には当たらない年です。年内の吉方位は北東・南西・西。2027年は北西が本命殺になります(四隅・幅60度)。2027年の吉方位は東・南西です。
二黒土星
2026年の本命殺は北西(四隅・幅60度)、南東が本命的殺。年内に使える吉方位は南西だけです。2027年2月4日から北西は平に戻りますが、座は西へ移って西が本命殺になります。2027年の吉方位も南西(続けて使えます)。北西で動いてしまった人は、四隅なので元の起点から見た方位を変えるのに 1 回目の約 58% の距離が要ります。
三碧木星
2026年の本命殺は西(四正・幅30度)、東が本命的殺。年内の吉方位は南東だけです。2027年2月4日から西は平に戻り、座は北東へ移りますが、2027年の北東は歳破なので表示は歳破になります。2027年の吉方位は北西。西は四正なので、脱出距離は約 27% で済む組です。
四緑木星
2026年の本命殺は北東(四隅・幅60度)、南西が本命的殺。年内の吉方位は南東だけです。2027年2月4日からは座が南へ移り、南は暗剣殺と重なるので表示は暗剣殺になります。そして元の北東には今度は歳破が来ます。同じ方位が凶のまま名前だけ変わる、待っても良くならない組です。2027年の吉方位は北西。
五黄土星
2026年の座(南)は五黄殺と重なっていて、画面には五黄殺と出ます。年内の吉方位は南東・南西。2027年2月4日からは座が北へ移り、北の五黄殺とまた重なります。南は暗剣殺に変わるだけです。両年とも、自分の座が最凶方位と同じ枡になる星です。2027年の吉方位は東・南西。
六白金星
2026年の座(北)は暗剣殺・歳破と重なっていて、画面には暗剣殺と出ます。年内の吉方位は東・北西。2027年2月4日から北は五黄殺に変わり、座は南西へ移って南西が本命殺になります。2027年の吉方位は南東・西・北西と広めです。
七赤金星
2026年の本命殺は南西(四隅・幅60度)、北東が本命的殺。年内の吉方位は東・北西です。2027年2月4日から、座は東へ移って東が本命殺、西が本命的殺になります。2027年の吉方位は南東・北西。北西は両年とも吉なので、続けて使える軸になります。
八白土星
2026年の本命殺は東(四正・幅30度)、西が本命的殺。年内の吉方位は南東・南西です。2027年2月4日から東はそのまま吉方位に変わります(表の「吉」の組)。ただし座は南東へ移って、2026年に吉だった南東が2027年は本命殺になります。2027年の吉方位は東・南西。年をまたぐ計画では、同じ方位の評価が入れ替わる点に注意してください。
九紫火星
2026年の本命殺は南東(四隅・幅60度)、北西が本命的殺。年内の吉方位は北東・東・西と広めです。2027年2月4日から南東は吉に変わり、九紫は中宮に入るので2027年は本命殺の方位がありません。2027年の吉方位は南東・西です。
取り消す計算はない
移ってしまった判定を遡って消す規則は、このサイトの計算にはありません。次に吉方位へ移っても、最初の移動の判定は残ります。この点は相殺の記事で詳しく書いています。
ここでは、その代わりに実際に何が動かせるのかを見ます。
次の移動で本当に変わるもの
1. 起点が変わる(75日)
新しい住まいに 75 日以上住むと、次の移動の起点はそこになります。Cloud Palette もこの規則で計算します。ただしこれは「次をどこから測るか」を決めるだけで、前の移動の判定には触りません。
2. 元の起点から見た位置は、距離が足りないと変わらない
ここが実務でいちばん取り違えられます。新しい起点から見て吉方位でも、元の起点から見た方位は変わっていないことがあります。
東京を起点に、真東へ 100km 動いた場合で計算しました。2 回目の移動でどれだけ進めば、元の起点から見た「東」の扇形を出るかです。
| 2回目の向き | 出るのに要る距離 | 出たあとの方位 |
|---|---|---|
| 南東(45度ずらす) | 53km | 南東 |
| 南南東 | 33km | 南東 |
| 南(直角) | 27km | 南東 |
| 南西(斜め後ろ) | 30km | 南東 |
| 東(同じ向き) | どれだけ進んでも出ない | 東のまま |
最後の行が大事です。同じ向きへ 1000km 足しても、元の起点から見た方位は東のままです。距離を稼ぐことと、方位を変えることは別の話です。
3. 四正と四隅で、必要な距離が倍ちがう
気学の伝統区分では、東西南北(四正)の扇形は 30 度、北東・南東・南西・北西(四隅)は 60 度です。幅が倍あるので、出るのに要る距離も倍になります。
1 回目に 100km 動いたあと、直角方向へ動いて扇形を出るのに必要な距離を実測しました。
| 1回目の方位 | 扇形の幅 | 出るのに要る距離 | 1回目に対する比 |
|---|---|---|---|
| 東(四正) | 30度 | 27km | 約 27% |
| 南東(四隅) | 60度 | 58km | 約 58% |
本命殺が四隅に来た年に動いてしまった場合、次の移動は倍のスケールが要るということです。2026年でいえば、二黒土星(北西)・四緑木星(北東)・七赤金星(南西)・九紫火星(南東)がこちらに当たります。
実際にどう組むか
順番として、次のようになります。
- どの盤で当たっていたかを出す。「本命殺だった」の中身は一様ではありません。年盤だけ本命殺で、月盤・日盤では凶でないことがよくあります
- 距離を確かめる。5km 未満の移動では、そもそも方位が定まっていません(距離と方位の記事)
- 年盤の期限と、その翌日を出す。上の表のとおり、待って良くなるとは限りません。自分の星で確かめてください
- 次の移動は、向きと距離を一緒に決める。元の起点から見た方位を変えたいなら、上の 27% / 58% が下限の目安です。新しい起点から見た吉凶だけを見て決めると、元の起点からは動いていないことがあります
- 暦の外のことを先にする。日当たり・騒音・通勤時間は、暦と関係なく毎日効きます
自分の場合を確かめる
生年月日と現住地を入れると、本命星が決まり、年・月・日それぞれの盤でどの方位が塞がっているかが出ます。
- 引越しの日取りを選ぶ — 期間内の全日を段階評価して、次に動ける日と年盤の期限を出します
- 引越し先を試算する — 多段の移動を組んで、元の起点から見た方位を併記します
- 方位の年別ページ — 本命星ごとに、その年どの方位が塞がっているかの一覧
注記
この記事の盤・期限・距離はすべて Cloud Palette の判定エンジンと方位計算で実際に走らせた結果です。距離の数値は東京(北緯35.69度)を起点にした大円計算で、緯度が変われば数キロ単位で前後します。
本命殺をどの程度重く見るか、年盤と月盤のどちらを優先するかは流派によって差があります。ここに書いたのはこのサイトがどう計算しているかであって、九星気学の唯一の解釈ではありません。「凶方位へ移ると何が起きるか」については、このサイトは断定していません(統計的な根拠の記事)。