75日後の吉方位への移動で、最初の凶方位は相殺される?
凶方位へ移ったあと75日以上滞在し、次に吉方位へ移ると最初の凶は相殺されるのか。Cloud Paletteの計算規則と、流派による解釈を分けて整理します。

先に結論
Cloud Paletteでは、75日後の吉方位への移動が、最初の凶方位への移動を遡って相殺するとは判定しません。
75日という条件が変えるのは、次の移動をどこから測るかです。最初の移動の吉凶判定を削除したり、後の吉判定と足し引きしたりする処理ではありません。
「凶作用が相殺されるか」は流派によって見解が分かれる解釈の領域です。このサイトではそこを断定せず、各移動の起点・方位・時期を分けて表示します。
AからB、75日後にBからCへ移る場合
次のような移動を考えます。
- A(元の住まい)からBへ移る。Aから見たBは凶方位
- Bに75日以上住む
- BからCへ移る。Bから見たCは吉方位
Cloud Paletteの扱いは次のとおりです。
| 移動 | 計測する起点 | 判定 |
|---|---|---|
| A → B | A | Aから見たBの方位と移動日で判定 |
| B → C | B | Bから見たCの方位と移動日で判定 |
Bに75日以上滞在したため、2回目の起点はBになります。しかし、1回目の「AからBへ凶方位で移った」という記録はそのまま残ります。
「起点が変わる」と「元の起点からの位置」は別
ここは混同しやすいところです。
BからCへの移動が吉方位でも、AからCを見た方位は、まだAからBと同じ方位の扇形に入っていることがあります。2回目の移動距離が短ければ、地図上では横へ少しずれただけで、元の起点Aから見た方向はほとんど変わらないためです。元の家から見た方位が動かないときの読み方は「元の家から見ると、今も同じ凶方位のまま」をどう解釈するかに分けて書きました。
つまり、同時に次の2つが成立します。
- 2回目は、新しい起点Bから見て吉方位
- 現在地Cは、元の起点Aから見ると最初と同じ方位
これは占術上の解釈ではなく、位置関係として確認できる事実です。引越し先を試算するでは、各段階をその時点の有効な起点から計算します。
仮吉方・方違えとは同じ話?
仮住まいを挟んで移動の起点を変える方法は、「仮吉方」「方違え」などと呼ばれます。ただし、考え方の中心は最初から経由地を含めて移動を組み立てることです。
「いったん凶方位へ移り、あとからどこかの吉方位へ移れば自動的に帳消しになる」という意味ではありません。少なくとも、次を別々に確認する必要があります。
- Aから仮住まいBへの移動
- Bで起点が移るだけの滞在が成立しているか
- Bから最終地点Cへの移動
- それぞれの移動日が、採用する判定規則に合うか
- 元の家へ戻って宿泊するなど、滞在の連続性をどう扱う流派か
75日という日数自体にも、45日・60日・75日・90日など異なる説があります。たとえば、75日以上連続して滞在し、戻る移動も改めて判定する立場があります。応用九星気学・現代風水研究所の解説はその一例です。これは公的・科学的な基準ではなく、一流派の説明として参照してください。
Cloud Paletteで確認できること
引越し先を試算するでは、複数段階の移動を登録できます。
- 滞在が75日未満なら、次の移動も以前の起点から測る
- 長期移住として75日以上滞在したら、その場所を次の起点にする
- 各移動について、方位と時期の判定を個別に表示する
画面は計算上の関係を整理する道具です。「相殺されたから安全」「凶作用が必ず起こる」といった出来事の予測は行いません。
判断するときのチェックリスト
- 各移動を一本ずつ分ける
- それぞれの出発地と到着地を確認する
- 滞在日数から、次の計測起点を確認する
- 方位だけでなく移動日も確認する
- 元の起点から見た最終地点の方向も地図で確認する
- 採用する流派の規則を決め、途中で混ぜない
九星気学や仮吉方は伝統的な占術上の考え方であり、効果が科学的に確認されたものではありません。契約費用、二重家賃、通勤、健康、家族の都合など、現実の条件を優先したうえで判断材料の一つとしてお使いください。
自分の場合はどうかを、同じ基準で確かめる
この記事で説明している判定は、サイト内の道具と同じ計算で出しています。生年月日と今住んでいる場所を一度入れれば、どの道具も同じ設定を読みます。
- 引越しの日取りを選ぶ移転や契約に適した日を導出するカレンダー。九星気学の方位盤、六曜、天赦日・一粒万倍日、天中殺の期間を突き合わせる。
- 方位で街を探す今住んでいる場所から見た八方位の吉凶と、それぞれの方位にある市区町村の家賃の水準・空き家率(e-Stat)を並べる。物件の掲載は出さない。
- 引越し時期を分析する過去から未来までの全日を、方位ごとに 6 段階で格付けして一望する。カレンダーヒートマップ・段階の構成比・窓の長さと間隔・平年比から、いつ動くのが最善かを決める。
判定の考え方と出典、何を保証していないかはこのサイトについてに書いています。