本命的殺へ引っ越してしまった。次の移動で挽回できるのか
本命的殺は本命星の真向かいの方位で、五大凶殺のひとつです。移ってしまったあと次の移動で取り消せるのか、そもそも同じ方位がいつまで的殺なのかを、判定エンジンの実際の値で確かめます。的殺の方位は毎年動き、本命星が中宮に入る年には盤上から消えます。
先に結論
- 取り消す計算はありません。過去の移動の判定を後から消したり、差し引いたりする規則はこのサイトにありません
- ただし「ずっと的殺の方位に居る」わけでもありません。本命的殺の方位は毎年動きます。七赤金星なら 2026 年は北東、2027 年は西、2028 年は北西
- 本命星が中宮に入る年には、盤上から本命殺も本命的殺も消えます(七赤金星なら 2029 年)
- 次の移動で変わるのは起点です。判定は「元の家からの方位」ではなく「いま住んでいる場所からの方位」で出ます
- できるのは挽回ではなく、次にどこへ・いつ動けるかを正確に出すことです
本命的殺とは、盤のどこか
まず定義をはっきりさせます。判定エンジンの実装そのままです。
- 本命殺 … その盤で、あなたの本命星が回座している方位
- 本命的殺 … その真向かいの方位
2028 年の年盤(年星は八白)で、本命七赤金星の人を例に取ります。盤上の七赤は南東にあります。
| 方位 | 年盤の判定 |
|---|---|
| 南東 | 本命殺 |
| 北西 | 本命的殺 |
| 南西 | 五黄殺 |
| 北東 | 歳破 |
| 西 | 大吉 |
七赤が南東にあるので、南東が本命殺、その向かいの北西が本命的殺です。的殺は本命星の位置から機械的に決まります。別の星が居るから凶なのではなく、自分の星の向かいだから凶という組み立てです。
本命的殺は五大凶殺(五黄殺・暗剣殺・破・本命殺・本命的殺)のひとつなので、このサイトの段階評価では常に X になります。X は「マシな日」としても候補に出しません。妥協の対象にしない扱いです。
的殺の方位は、毎年動く
ここが「挽回」を考えるうえで大事なところです。盤は毎年回るので、本命星の位置が変わり、その向かいも変わります。
本命七赤金星の年盤で見ると、こうなります。
| 年 | 本命殺 | 本命的殺 |
|---|---|---|
| 2026年 | 南西 | 北東 |
| 2027年 | 東 | 西 |
| 2028年 | 南東 | 北西 |
| 2029年 | — | — |
2026 年に北東へ動いてしまったとします。その北東は、2027 年にはもう的殺ではありません。的殺は西へ移っています。
つまり「的殺の土地に住み続けている」という状態は、盤の上には存在しません。方位は移動の向きに付くもので、場所に貼り付くものではないからです。
2029 年に空欄がある理由
七赤金星の 2029 年は、本命殺も本命的殺もありません。その年の年星が七赤で、七赤が中宮(盤の中央)に入るからです。中央には方位がないので、向かいも決まりません。
こういう年が 9 年に 1 度あります。自分の星が中宮に入る年は、少なくとも本命殺・本命的殺という理由で塞がる方位はゼロになります。
「相殺」の計算は無い
では、次に吉方位へ動けば前の的殺は消えるのか。
消えません。このサイトは各移動の判定を独立に出していて、後の移動が前の移動の判定を書き換える処理を持っていません。年盤・月盤・日盤の層も互いに独立で、合計点も出しません。
このあたりは別の記事で詳しく書いています。
短く言うと、75 日という条件が変えるのは「次の移動をどこから測るか」だけです。前の判定を削除する処理ではありません。
次の移動で、実際に何が変わるのか
取り消せないなら何ができるのか。3 つあります。
1. 起点が変わる
いちばん大きいのはこれです。判定はいま住んでいる場所から見た方位で出ます。元の家からの方位ではありません。
2026 年に京都から北東(=的殺)へ動いたとします。次に動くとき、判定の起点は移った先です。そこから見てどの方位が吉かを出し直します。元の家に戻るという選択肢も、「移った先から見た方位」として判定されます。
「戻れば元に戻る」という計算はありません。戻ることも 1 回の移動です。
2. 塞がっている方位が入れ替わる
上の表のとおり、的殺の方位は毎年動きます。五黄殺・暗剣殺・破も同じく動きます。去年ふさがっていた方位が今年は空く、ということが普通に起きます。
年盤が塞ぐ方位は丸 1 年ふさがるので、急ぐ理由が無いなら年盤の切り替わり(立春)を待つというのが、いちばん確実な手です。年盤の期限がいつかは道具の側で出します。
3. 月盤・日盤で選び直せる
年盤が空いていても、月盤や日盤で塞がっていることがあります。逆も同じです。三つが同時に吉になる日はそう多くありません。本命星 9 通り × 730 日 × 8 方位を走査した実測で、三盤とも吉になったのは全体の 0.2% 程度でした。
だから実務では「完璧な日を待つ」より、凶が無い日の中から、年盤と月盤が吉の日を選ぶという詰め方になります。
やってしまったあと、実際にすること
暦の話より先に、はっきりしていることを書きます。
- 判定を確かめる。「凶方位へ動いた」の中身は一様ではありません。年盤だけ的殺で、月盤・日盤は凶でないことがよくあります。どの層が凶だったのかを出してください
- 距離を確かめる。5km 未満の移動では、そもそも方位が定まっていません。414m ずれれば方位が変わる距離で「的殺だった」と決めるのは早い判断です(距離と方位の記事)
- 次の窓を出す。取り消せないぶん、次にどこへいつ動けるかは正確に出せます。年盤の期限と、三盤の重なる日を先に知っておく
- 暦の外のことをする。引越し先の環境(日当たり・騒音・通勤)は、暦と関係なく毎日効きます。順番として、こちらが先です
自分の場合を確かめる
生年月日と現住地を入れると、本命星と天中殺が決まり、年・月・日それぞれの盤でどの方位が塞がっているかが出ます。
- 引越しの日取りを選ぶ — 期間内の全日を段階評価して、次に動ける日を出します
- 方位の年別ページ — 本命星ごとに、その年どの方位が吉でどこが的殺かを一覧にしています
注記
この記事の数値は Cloud Palette の判定エンジンで実際に計算したものです。本命的殺の扱い(五大凶殺に含めるか、どの程度重く見るか)は流派によって差があります。ここで書いているのは、このサイトがどう計算しているかであって、九星気学の唯一の解釈ではありません。