引越しの考え方 約7分

引越しの方位は、契約日・鍵の受け取り・荷物の搬入・初めて泊まる日・住民票の異動のどれで決まるのか

引越しには日付が5つあります。方位を見るのは本人が新居で寝泊まりを始めた日とする説明が多く、契約日や住民票は数えないとされます。ただしそれは流派の解釈で、計算が決めるのは「入れた日の盤」だけです。立冬をまたいだ実例で、日付が数日ずれると判定がどう変わるかを示します。

引越しの方位は、契約日・鍵の受け取り・荷物の搬入・初めて泊まる日・住民票の異動のどれで決まるのか — 記事の要点を図にしたもの

先に結論

方位を見る日は、本人が新しい住まいで寝泊まりを始めた日とする説明が多く、契約日・鍵の受け取り・住民票の異動は方位の日付に数えないとされるのが一般的です。ただし、これは流派の解釈であって、計算が決めることではありません。

  • Cloud Palette の判定は、移動する日を 1 つ受け取り、その日の年盤・月盤・日盤で方位を見るだけです。どの日を入れるかは、使う人が決めます
  • 盤は日付で切り替わります。日盤は毎日、月盤は節入り、年盤は立春です。5 つの日付が数日ずつ離れているだけでも、切り替わりをまたげば答えが変わります
  • 下の実例では、立冬(2026 年 11 月 7 日 18 時 52 分)をまたいだだけで、同じ人・同じ方位の判定が X(五大凶殺)から A・B に変わりました
  • 契約日を大安や天赦日で選ぶのは、方位とは別の、日そのものの吉の話です

方位を見るのは、どの日とされているのか

多くの説明では、方位を見る日は本人が新しい住まいで寝起きを始めた日とされます。九星気学の方位は「どこから、どこへ、その人が移ったか」を見る考え方なので、書類や鍵ではなく、生活の拠点が実際に移った日を移動の日と数える、という理屈です。

引越しに関わる 5 つの日付を、この考え方で並べるとこうなります。

日付本人の居場所は移るかよく見る扱い
契約日移らない方位の日付には数えないとされる。暦注で選ぶ人は多い
鍵の受け取り移らない方位の日付には数えないとされる
荷物の搬入荷物だけ移る本人が移らなければ数えない、とする説明が多い
初めて泊まる日移るこの日を移動の日とする説明がいちばん多い
住民票の異動書類の上だけ移る方位の日付には数えないとされる

引き渡しは選べない。年盤が1年塞ぐときで「引き渡しを受けて、入居をずらす」という組み立てを書いたのも、この読み方に拠っています。

ただし、どの日を数えるかを決める上位の基準はありません。流派や指導する人によって言い方が違い、同じ流派の中でも細部は割れます。ここに書いたのは「そう説明されることが多い」という中身です。

荷物を先に運んだら、その日が引越しの日になるのか

本人がまだ前の家で寝ているなら、荷物の搬入日は移動の日に数えないとする説明が多いとされます。動いたのは荷物で、生活の拠点はまだ移っていないからです。

一方で、寝具や毎日使う道具を運び入れた日を重く見る説明もあり、「本人と一緒に寝具を運ぶ」ことを勧める言い方も見かけます。どちらが正しいかを確かめる方法はありません。

気になる場合は、搬入の日と初めて泊まる日を両方とも凶の外に置くのが確実です。どちらの読み方を採っても、判定が凶に当たらないからです。

住民票を移した日は、方位に関係するのか

住民票の異動は書類の上の住所の変更で、方位を見る日には数えないとされるのが一般的です。

住民票の異動(転入届)は、新しい住所に住み始めてから 14 日以内に出す決まりです(住民基本台帳法)。つまり、たいていは入居より後の日付になります。方位を入居の日で見るなら、住民票の日付はそれと別に、役所の都合で決めてかまわない、ということになります。

契約日を大安や天赦日で選ぶのは、方位と関係があるのか

関係しません。大安・天赦日・一粒万倍日は日そのものに付く吉で、どの方位へ動くかには何も言いません。

契約や鍵の受け取りの日を暦注で選ぶのは、それ自体はよく行われていることです。ただ、大安の日に契約しても、移動の日の方位の凶は消えません。下の実例でも、大安の契約日は東が五大凶殺の日で、仏滅の日に初めて泊まるほうが方位の段階は高くなっています。暦注と方位を別の軸で見る理由は天赦日・一粒万倍日と引越しの日取りに書きました。

日付が数日ずれると、判定はどれくらい変わるのか

月盤や年盤の切り替わりをまたぐと、段階がまるごと変わることがあります。盤が切り替わる時点は、このサイトの計算では次のとおりです。

盤切り替わる時点
年盤立春(2 月 4 日ごろ)
月盤節入り(毎月上旬。年ごとに日付と時刻が動く)
日盤毎日(日本時間の日付が変わるところ)

判定はその日の正午を代表点にして引いています。節入りがその日の午後に来るときは、その日はまだ前の月の盤で判定されます。

実例で見ます。前提はこうです。

出発地の経度東経 135.7 度あたり
方位東
移動する人本命星が七赤金星
天中殺含めない(生年月日が要るため)
2026 年の年盤一白水星が中宮。東は吉で、どの日付でも変わらない

2026 年の立冬は 11 月 7 日 18 時 52 分です。その前後に 5 つの日付を置きました。

出来事日付六曜月盤の中宮東の月盤東の日盤段階
契約2026 年 10 月 30 日大安九紫火星本命殺平X(五大凶殺)
鍵の受け取り2026 年 11 月 7 日先勝九紫火星本命殺暗剣殺X(五大凶殺)
荷物の搬入2026 年 11 月 8 日友引八白土星平平B(吉1盤)
初めて泊まる日2026 年 11 月 9 日仏滅八白土星平吉A(吉2盤)
住民票の異動2026 年 11 月 12 日先勝八白土星平五黄殺X(五大凶殺)

読み取れることは 3 つです。

1. 立冬の前は、月盤が東を塞いでいます。九紫火星が中宮の月盤では、七赤金星が東に回り、東が本命殺になります。この月(サイトの判定で 10 月 9 日〜11 月 7 日の 30 日間)は、日盤がどうであっても東は毎日 X です。11 月 7 日は立冬の当日ですが、立冬が正午より後なので、まだこちら側に入ります。

2. 立冬の後は、月盤が平に変わります。八白土星が中宮の月(11 月 8 日〜12 月 6 日の 29 日間)では、東が X でない日が 16 日あります(A が 7 日、B が 9 日)。契約日と初めて泊まる日は 10 日しか離れていませんが、その間に月盤が入れ替わっています。

3. 同じ月の中でも、日盤で落ちる日があります。11 月 12 日は日盤で東が五黄殺に当たり、X です。住民票の日付で判定していたら、入居の日とは逆の答えになります。

つまり、この人がどの日で方位を見るかによって、同じ引越しが「五大凶殺の方位への移動」にも「吉が 2 盤の移動」にもなります。どの日を数えるかという解釈は、計算の結果を左右するほど重いということです。

家族が別々の日に入居するときは、どう数えるのか

九星気学の判定は、移動する本人の本命星で出ます。日付も一人ずつ、その人が新しい住まいで寝泊まりを始めた日で見る、と説明されることが多いです。

先に一人が住み始め、家族が後から合流する場合は、それぞれの日付と本命星で判定が別に出ます。全員に都合のよい日が見つからないときに「移動を分ける」という手があるのはこのためで、家族で答えが割れる例は引き渡しは選べない。年盤が1年塞ぐときに数字で出しました。

このサイトでは、どの日を入れればよいのか

入れる日は、自分が拠っている考え方で「移動の日」とする日です。多くの説明に合わせるなら、初めて新しい住まいに泊まる日になります。

引越し先を試算するは「引越し日」を 1 つ受け取り、その日の盤で方位を出します。引越しの日取りを選ぶと引越し時期を分析するは、日ごとに段階を並べるので、候補の日を横に比べられます。

どの日を数えるか決めきれない場合は、次の順が実際的です。

  1. 初めて泊まる日を先に決め、その日が凶に当たらないことを確かめる
  2. 荷物の搬入が別の日になるなら、その日も凶の外にあるかを見る
  3. 契約・鍵・住民票は、方位ではなく手続きの都合と暦注で決める
  4. 節入りや立春の前後で日付が割れるときは、どちらの盤で判定されるかを先に確かめる

候補の日をすべて凶の外に置ければ、どの解釈を採っても答えは同じになります。

注記

九星気学・暦注は伝統的な占術上の考え方であり、効果が科学的に確認されたものではありません。どの日を移動の日と数えるかは流派の解釈で、Cloud Palette が正しい答えを決めるものではありません。日付と段階は 2026 年 9 月時点の判定エンジンで出したもので、判定の仕様が変われば変わります。方位や日取りの判定とは別に、家賃、災害リスク、契約条件、通勤時間、医療・教育環境、家族の合意を必ず確認してください。

自分の場合はどうかを、同じ基準で確かめる

この記事で説明している判定は、サイト内の道具と同じ計算で出しています。生年月日と今住んでいる場所を一度入れれば、どの道具も同じ設定を読みます。

判定の考え方と出典、何を保証していないかはこのサイトについてに書いています。

記事の内容について、自分の場合はどうだったかを書いてください。実際に動いたあとどうだったかまで書けると、同じことで迷っている人の判断材料になります。