データの見方 約6分

物件サイトへのリンクをどこまで置いているか — 読んだ規約と、その理由

Cloud Palette は募集中の部屋を自前で持たず、SUUMO と LIFULL HOME'S へ渡しています。SUUMO は市区町村の賃貸一覧まで、HOME'S はトップページだけ。その差がどこから来るのかを、読んだ規約の本文と一緒に説明します。貼られた URL を開きに行かない理由も書きます。

先に結論

  • Cloud Palette は募集中の部屋を自前で持っていません。方位・暦・公的な統計を扱い、部屋そのものは各社のサイトへ渡しています
  • 渡し先は 2 つだけです。SUUMO は市区町村の賃貸一覧まで、LIFULL HOME'S はトップページだけです
  • この差は、各社のリンクについての規定の違いから来ています。こちらの好みではありません
  • 物件サイトの URL を貼ると、その綴りに入っている市区町村だけを読みます。URL を開きに行くことはありません
  • 規定を読んでいないサイトへのリンクは、読んで確かめるまで足しません

なぜ自前で部屋を並べないのか

以前は全国の賃貸の募集を毎晩集めて、相場の分析や一覧に使っていました(家賃相場をどう出しているか)。この取り込みは提供元の規約に従って止めました。

止めた後も、このサイトが持っているもの、つまり方位の判定、暦、住宅・土地統計調査や成約価格のような公的なデータは何も変わりません。足りなくなるのはいま募集中の部屋だけです。

そこを自前で埋め直すのではなく、募集を持っているサイトへ渡すことにしました。内容をコピーも転載もしないので、情報はいつも先方の最新のものです。

どこにリンクを置いているか

置き場所SUUMOLIFULL HOME'S
市区町村ごとの方位のページその市区町村の賃貸一覧トップページ
物件検索の「この地点を調べる」調べた地点に一番近い市区町村の一覧トップページ

どちらも1 つの街につき 2 本だけです。方位ごとに街を並べる表の各行には置いていません。1 頁で最大 8 方位 × 12 街になり、外部リンクが 96 本並ぶことになるからです。

「この地点を調べる」では、住所や市区町村名を入れて「調べる」を押すと、方位・吉凶と並んでその街の一覧へのリンクが出ます。URL を探してくる必要はありません。境目の近くでは、隣の市区町村の一覧が開くことがあります。代表点が一番近い街を選んでいるためで、画面には選んだ街の名前を出しています。

SUUMO の市区町村一覧まで渡している根拠は?

SUUMO の「SUUMO(スーモ)へのリンクについて」には、こう書かれています。

リンク許可については、以下の場合を除き、不動産・住宅サイト SUUMO(スーモ)トップページ、各地域のトップページのみとなります。 a.現在SUUMO(スーモ)へ物件もしくは、会社情報を掲載をされている不動産会社 b.行政・自治体などの非営利団体 c.個人によるホームページ、およびブログなどのサービス

原則はトップページと各地域のトップページで、例外の c に「個人によるホームページ」があります。Cloud Palette は個人が運営しているサイトなので、この例外に当たると判断して、市区町村の賃貸一覧まで渡しています。

条文は b で「非営利団体」と非営利を明記していますが、c は「個人による」としか書いていません。組織には非営利を求め、個人には求めていない書き分けだと読みました。

ただし、当たるかどうかを最後に決めるのは SUUMO です。先方から違うと言われたら、すぐに地域のトップページへのリンクに戻します。1 か所を切り替えるだけで、サイト全体が戻る作りにしてあります。

同じ規定には「本サイトに掲載されている情報を、第三者が無断で営業手段にする行為を禁じます」ともあります。このサイトは掲載情報を取り込まず、リンクの文言にも「探す」「物件を見る」のような、こちらの商いの導線に見える言い方を使わないようにしています。

LIFULL HOME'S がトップページだけなのはなぜ?

LIFULL HOME'S の「リンクポリシー」は、こうです。

リンク先はトップページ(https://www.homes.co.jp/)にお願いいたします

例外がありません。個人のサイトでも同じです。そのため、どの街のページからでも HOME'S はトップページへのリンクになります。「広島市の HOME'S の一覧」のようなリンクは作れません。

同じポリシーには、提携や協力関係にあると誤認されるようなサイトからのリンクを断る一文もあります。リンクの下に必ず「外部のサイトです。いずれとも提携・協力関係はありません。」と添えているのはこのためです。

リンクの文言も、両社の規定のサンプルにある呼び方をそのまま使っています(「リクルートの不動産・住宅サイト SUUMO(スーモ)」「不動産・住宅情報サービス【LIFULL HOME'S/ライフルホームズ】」)。短くすると読みやすくはなりますが、規定の側の書き方を崩さないことを優先しました。

物件サイトの URL を貼ると、何が起きる?

「この地点を調べる」や引越しの試算の行き先には、物件サイトの一覧の URL を貼ることもできます。このとき起きるのは文字列を読むことだけです。

  • SUUMO の検索一覧の URL には、sc=34101 のように市区町村のコードが入っています。これを読んで、その街として調べます
  • URL を開きに行くことはありません。相手のサーバーには 1 回も触れません。開きに行けば自動的なデータの取得になり、規約で名指しで禁じているサイトもあります
  • 物件ごとのページの URL には場所が入っていないので、街は決まりません。そのときは市区町村名で入れてもらいます

貼った URL をよそへ送ることもしません。住所から場所を引くときは国土地理院などの公的な検索を使いますが、URL はその手前で折り返します。

正直に書くと、ここには抜けがありました。2026 年 9 月 24 日に直すまで、地名の入力欄が候補を出すために打ち途中の文字を国土地理院へ送る経路で、貼られた URL も同じように送っていました。確定のほうの検索は先に直していましたが、同じ欄のもう 1 つの入口が残っていました。今は URL なら外へ送らずに止めます。

他のサイトを足さないのはなぜ?

アットホームや CHINTAI、Yahoo!不動産などにも募集はあります。足していないのは、それぞれのリンクの規定をまだ読んで確かめていないからです。

リンクを置いてよいか、どのページまでならよいかは、サイトごとに違います。HOME'S のように、トップページだけと決めているところもあります。読まずに置けば、規定に反したリンクを全国の街のページに並べることになりかねません。

以前、データの取り込み先を選ぶときに、規約を読む前に作り始めてしまったことがあります。読んでみたら自動的な取得を名指しで禁じていて、作ったものを止めました。規約が読めないなら作らない。それ以来、この順番を守っています。

規定を読んで、リンクが許されていると分かったサイトは、読んだ日と本文の該当箇所を記録したうえで足していきます。

まとめ

  • 部屋そのものは持たず、募集を持っているサイトへ渡しています
  • SUUMO は個人のホームページの例外にもとづいて市区町村の一覧まで、HOME'S は規定どおりトップページだけです
  • 貼られた URL は綴りを読むだけで、開きに行かず、よそへも送りません
  • 規定を読んでいないサイトは足しません

方位と相場の見方そのものは、家賃相場をどう出しているかと土地の選び方に書いています。

自分の場合はどうかを、同じ基準で確かめる

この記事で説明している判定は、サイト内の道具と同じ計算で出しています。生年月日と今住んでいる場所を一度入れれば、どの道具も同じ設定を読みます。

判定の考え方と出典、何を保証していないかはこのサイトについてに書いています。

記事の内容について、自分の場合はどうだったかを書いてください。実際に動いたあとどうだったかまで書けると、同じことで迷っている人の判断材料になります。