引越しの考え方 約5分

五黄殺と暗剣殺とはどの方位で、なぜ引越しで避けるとされるのか

五黄殺は年盤で五黄土星が回座した方位、暗剣殺はその正反対の方位です。2026年は南と北。誰にとっても同じ方位で、立春まで1年動きません。年ごとの位置、両方が消える年、他の凶に名前が隠れる場合を、盤を引いて確かめます。

五黄殺と暗剣殺とはどの方位で、なぜ引越しで避けるとされるのか — 記事の要点を図にしたもの

先に結論

五黄殺は年盤で五黄土星が入った方位、暗剣殺はその正反対の方位です。2026年なら五黄殺が南、暗剣殺が北。この2つは本命星に関係なく誰にとっても同じ方位で、立春から翌年の立春まで1年間動きません。方位を変えれば避けられますが、待っても年内は変わりません。引き渡しで時期を選べないときの考え方は年盤が1年塞ぐとき、日取りをどう考えるかに書きました。

この2つは、盤の1か所から両方決まる

九星気学の盤は、9つの星を3×3に並べたものです。中央(中宮)に入る星が年ごとに変わり、残りの8つがそれに連れて回ります。なぜ 9 つで、なぜ五黄だけ扱いが違うのかはなぜ星は9つで、なぜあの並びなのかに書きました。

このうち五黄土星が入った方位が五黄殺、その正反対が暗剣殺です。つまり両者は常に向かい合わせで、片方が決まればもう片方も決まります。2026年の年盤は中宮が一白水星で、五黄土星は南。だから南が五黄殺、北が暗剣殺になります。

本命殺・本命的殺が「あなたの本命星の居場所」で決まるのに対し、五黄殺と暗剣殺は盤そのもので決まります。生年月日を入れなくても答えが出るのはこのためです。

なぜこの2つがいちばん重いとされるのか

五黄土星は、盤の中央に本来置かれる星とされます。中央は方位を持たない場所なので、そこから外へ出た年は「行き場のない気が特定の方位に溜まる」という説明がされてきました。暗剣殺はその反対側で、「こちらから何もしていないのに、向こうから来る」と言われます。

この説明が正しいかどうかを確かめる方法はありません。五黄殺・暗剣殺が具体的な出来事を引き起こすという統計的な裏づけは確認されておらず、Cloud Paletteもそれを主張しません。ここで書けるのは「そう解釈されてきた」という伝統の中身だけです。裏づけの話は方位や九星に統計的な裏づけはあるのかにまとめてあります。

実務として意味があるのは別の点です。この2つは本命星によらず全員に同じ方位で掛かるので、家族で本命星が違っても判断が割れません。判定の中でも扱いを重くしてあり、他の凶と重なったときは名前としてこちらが表に出ます。

毎年どう動くのか

中宮の星は年ごとに1つずつ戻るので、五黄土星の居場所も毎年動きます。盤を引いて並べるとこうなります。

年年盤の中宮五黄殺暗剣殺立春(日本時間)
2026一白水星南北2月4日 05:01
2027九紫火星北南2月4日 10:46
2028八白土星南西北東2月4日 16:31
2029七赤金星東西2月3日 22:20
2030六白金星南東北西2月4日 04:08
2031五黄土星なしなし2月4日 09:58

2026年から2027年にかけては、南と北が入れ替わるだけです。「2月になれば北が使える」ではなく、2月からは北が五黄殺になります。避けたい方位の数は減りません。

立春は2月4日とは限りません。2029年は2月3日です。年の変わり目を2月4日で決め打ちすると、その年だけ1日ずれます。

五黄殺も暗剣殺も無い年があるのか

あります。五黄土星が中宮に入った年です。中宮は方位を持たないので、その年の年盤には五黄殺も暗剣殺も存在しません。上の表では2031年がそれにあたります。9年に1度めぐってきます。

ただし年盤に無いだけで、月盤・日盤にはそれぞれの五黄殺・暗剣殺があります。月盤は節入りごと、日盤は毎日動くので、「2031年はどこへでも動ける」ということにはなりません。

他の凶と重なると、名前が隠れることがある

方位に複数の凶が重なったとき、表示は重いほうの名前になります。順は五黄殺・暗剣殺・破・本命殺・本命的殺の順です。

2026年の北がその例です。北は暗剣殺であると同時に、歳破(その年の十二支の正反対の方位。2026年は午年なので北)でもあります。2つ重なっていますが、画面には「暗剣殺」と出ます。歳破が消えたわけではありません。

翌2027年は未年で歳破が北東へ移るので、暗剣殺(南)とは別の方位になり、それぞれ別の札として見えるようになります。年によって「凶の種類が増えたように見える」のは、重なりがほどけただけということがあります。

年内は動かない。動かせるのは方位のほう

五黄殺と暗剣殺は年盤で決まるので、月や日を選び直しても消えません。年盤で凶の方位は、月盤・日盤がどれだけ良くても総合では凶のままです。方位と日取りのどちらが先に決まるのかは方位と日取りのどちらが重いのかで、予定説・風水・奇門遁甲と並べて整理しました。

一方で、塞がるのは8方位のうち2つです。残りの6方位は年盤の段階では空いています。「五黄殺と暗剣殺を避ける」は、日取りを探す話ではなく行き先を選ぶ話です。日取りで動かせるのは、月盤・日盤の側にある凶のほうです。

Cloud Paletteではどう出るか

五黄殺と暗剣殺は、生年月日を入れなくても出ます。盤だけで決まるためです。

  1. 今日の方位と時刻を確かめるで、出発地から見た8方位の判定を確認する
  2. 年別・本命星別の並びは方位の年別ページにまとまっている
  3. 候補の街まで絞るときは方位で街を探すで、吉方位に当たる市区町村と家賃相場を突き合わせる

絞り込みを「環境方位」にすると、本命星と天中殺の層が外れて、五黄殺・暗剣殺・破・ノードだけが残ります。家族で本命星が違うときに共通の条件を見る使い方です。

判定は真北で行っています。方位磁針で測ると場所によって数度ずれるので、その注意は画面に出しています。理由は風水はどこから来たのかに書きました。

方位や暦とは別に確認すること

家賃、災害リスク、契約条件、通勤時間、医療・教育環境、家族の合意は、暦の判定とは無関係に必要な確認です。五黄殺と暗剣殺を避けられても、これらが不適切ならよい引越しとは限りません。方位の判定は候補を絞る条件の1つであり、将来の出来事を保証するものではありません。

自分の場合はどうかを、同じ基準で確かめる

この記事で説明している判定は、サイト内の道具と同じ計算で出しています。生年月日と今住んでいる場所を一度入れれば、どの道具も同じ設定を読みます。

判定の考え方と出典、何を保証していないかはこのサイトについてに書いています。

記事の内容について、自分の場合はどうだったかを書いてください。実際に動いたあとどうだったかまで書けると、同じことで迷っている人の判断材料になります。